各検査の解説・事例紹介

レントゲン検査(単純X線撮影、XP)

レントゲン検査(単純X線撮影、XP)

レントゲン検査は、X線を体に照射して写真を撮る検査です。
対外から照射されたX線が体内を通過する時、骨や体の臓器などによって吸収されるX線の量は異なります。レントゲン検査はこのX線の吸収の差を利用して画像を作ります。例えば、X線を吸収する骨は白く写り、吸収しにくい肺は黒く写ります。
レントゲン検査は、主に骨や肺の病変を描き出す画像診断として積極的に利用されています。外傷の有無を検討するのに有用であるため、交通事故のむち打ち損傷の患者について第一に実施されます

コンピューターX線撮影(CR、Computed Radiography)

コンピューターX線撮影は、コンピューターでの画像処理を前提としたレントゲン検査(X線撮影)です。
従来のレントゲン検査では、X線をフィルムに焼き付けて画像を作っていましたが、コンピューターX線撮影では、X線検出器上に電子画像を生成します。現在では、ほぼすべての領域でコンピューターX線撮影が採用されています。

椎間板造影検査(ディスコグラフィー)

椎間板造影検査は、椎間板内に穿刺して造影剤を注入することにより、椎間板の形状から破壊・位置異常を調べる検査です。
これにより椎間板の変性の度合いやヘルニアの部位などを診断することができます。
現在ではMRIなどの画像検査の進歩にともない、以前ほど行われていませんが、MRIでは診断の難しい外側ヘルニアや椎間板性の疼痛などの診断を行うことができます。

脊髄造影検査(ミエログラフィー)

脊髄造影検査は、頚椎又は腰椎を穿刺して造影剤を脊髄腔内に注入し、X線でその拡散の様子を透視・撮影する検査です。
これにより様々な原因による脊柱管内の神経組織の圧迫や狭窄の位置や程度を評価することができます。MRIではリアルタイムに前後・左右に屈曲・伸展させた時の髄腔の変化を撮影することができないため、有用とされています。
造影された状態でCTを施行することで神経根の近位も描出が可能となり、圧迫性病変の診断に役立ちます。

CT検査(コンピューター断層撮影、Computed Tomography)

CT検査(コンピューター断層撮影、Computed Tomography)

CT検査は、X線を使って身体の内部(断面)を撮影する検査です。
骨組織、軟部組織の構造の描出に優れていますまた、体内の様々な病巣を発見することができ、特に大動脈、気管支・肺などの胸部臓器、肝臓、腎臓などの腹部臓器の描出に優れています。
骨組織や血管構造を3D表示することも可能です。造影剤を使わずに撮影を行うものを単純CT、造影剤投与後に撮影を行うものを造影CT(CECT)と呼びます。

MRI検査(磁気共鳴画像、Magnetic Resonance Imaging)

MRI検査(磁気共鳴画像、Magnetic Resonance Imaging)

MRI検査は、磁気、電磁波、そして水素原子の動きを利用して体の臓器や血管の状態を確認する検査です。
体内に磁場をかけて水素原子に振動を与え、そこから発する共鳴エネルギーをコンピューター処理して画像化することから、水分の多い軟部組織の抽出に優れています。特に脳、脊椎、四肢、また子宮、卵巣、前立腺等の骨盤腔に生じた病変に関して優れた描出能が知られています。
MRI画像は、一般にT1強調画像とT2強調画像の2種類をセットで撮影します。T1強調画像は、水分が黒く描写され、身体の解剖学的な構造が見やすい画像となります。T2強調画像は、水分が白く描写され、輪郭がはっきりした画像となります。

拡散テンソル画像検査(DTI)

拡散テンソル画像検査は、MRIの拡散強調画像で得られたデータを使って、脳内の神経線維に沿った水分子の拡散の動きを画像化することにより神経線維の状態を推定する検査です。

SPECT検査(単一フォトン放射断層撮影)、PET検査(陽電子放射断層撮影)

SPECT検査は、体内にトレーサー(放射性同位元素)を注射して特定の臓器に分布させ、体内から放出されたガンマ線を検出することで、臓器血流(脳など)や機能を評価することができます。PET検査は陽電子(ポジトロン)を用いますが同様の方法で、体内の糖代謝の強い部分(癌など)を検出することなどができます。これらはCTと組み合わせることによって、より正確な病巣の把握が可能となります。

事例1

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